信と義は表裏一体である

信には義が伴わねばならず、義には信が伴わねばならない。


(【渋沢栄一訓言集】一言集)より

現代の言葉で言うと

自分の信念を通すには、人への仁義を持たねばならず、仁義を尽くすには、信念がなければならない。

嘘と利己心があっては信義は成り立たない

信義とは

「人」が「言う」と書いて「信」
「王」を「我」が支えているのが「義」

つまり 信とは本来、人の言葉によせられるもので、 そこに嘘があってはいけません。また 義とは他の人を支え、尽くすもので、そこに利己的な気持ちがあってはなりません

信義とは、嘘をつかず、利他的な気持ちで人に接すること。人が正しく道を進もうとするおときの、車の車輪のようなものなのです。

幼い子供は信義を見失いやすい

それでも人は、ときに信義を見失います。ましてや幼い子供であれはなおさらです。

やってないことを「やった」と言ったり、してしまったことを「やってない」と言ってしまったりします。

幼い心に、こんな悪知恵が育たないよう、 嘘をつかないこと、約束を守ることなど、信義の意味を子供のころからきちんと教えましょう

ビジネスでも信義を忘れるな

大人になっても、信義を見失うことがあります。とくにビジネスの世界ではお金や権力がかかっているので利己的な気持ちが生まれやすいものです。

大人も道を踏み外さないよう常に気を付けておきたいものです。