無邪気は素直な心である

無邪気といふ言葉に就て考へて見ると、邪念のない率直な天真爛漫の性情である


青淵百話より

現代の言葉で言うと

無邪気という言葉について考えてみると、邪念がない素直な天真爛漫の心である。

無邪気な心は大人になっても必要である

子供はみな無邪気である

幼い子供は無邪気です。自分がやりたいこと、やりたいくないことをはっきりと口だけでなく全身で表現します。

しかし、しつけや教育を受ける過程のどこかで無邪気さが段々と失われていきます。あるいは、大人になっても無邪気さを持っている人でもそれを隠して、見せないようにしている人がいます。

大人になるということ

成長するにつれて、自分の行動が「やりたいこと」「やりたくないこと」という判断基準から「できること」「できないこと」で判断するようにいつの間にか変化していきます

そしてその判断の変化こそが大人になることだと思っている人は少なくありません

もっと無邪気になろう

確かに仕事では「やりたくないこと」もしないといけない時があります。しかし「できる」「できない」だけで判断していては、仕事を楽しむことは難しいでしょう。

もっと無邪気になり自分が「やりたいこと」に素直になれば、楽しく物事に取り組めるため、より簡単に、より素早く、良い結果を出すことができます

また 無邪気で「遊び心」のある会社だけが、これからの時代では新しい価値を創造することができます。社会のためにも、会社のためにも、自分のためにも、無邪気な心を忘れずにいたいものです。

管理人
アップルの創業者スティーブジョブスの有名な名言でもある「Stay Hungry,Stay Foolish」のFoolishとは「バカになれ」という意味ではなく、「無邪気のままで」という意味です。