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会社の本質を見抜く教え

功績を成し、名を遂げ、身を退くは、人の道である

功績を成し、名を遂げて、身退くは、人の道である 「論語と算盤」理想と迷信 現代の言葉で言うと 功業を成し遂げる、世間的な名声を得る、そして、いさぎよく身を退くことが、立派な人のあり方である。 渋沢が自ら実践した、立派な人とは 立派な人とは 立派な人は功績成し遂げます、そして名声を得ます。さらに時が来たら、いさぎよく身を退く。これが栄一の考える立派な人のあり方です。 身を退く難しさ ただ、功績を成し […]

社会への利益は自分のため

其の道理に協つたやり方をすれば国家社会の利益となるかを考へ、更に斯くすれば自己の為にもなるかと考へる 青淵百話より 現代の言葉で言うと 仕事に意味をみいだし、国家の利益になるかを考えれば、結果的に自分のためにもなる 仕事に意味があれば働くことは苦にならない 仕事はお金を稼ぐためだけの手段ではない 仕事をすることは生計を立てるため。つまり、自分のため。働かなければ家族の衣食住を支えることができないの […]

無邪気は素直な心である

無邪気といふ言葉に就て考へて見ると、邪念のない率直な天真爛漫の性情である 青淵百話より 現代の言葉で言うと 無邪気という言葉について考えてみると、邪念がない素直な天真爛漫の心である。 無邪気な心は大人になっても必要である 子供はみな無邪気である 幼い子供は無邪気です。自分がやりたいこと、やりたいくないことをはっきりと口だけでなく全身で表現します。 しかし、しつけや教育を受ける過程のどこかで無邪気さ […]

実業は国力のエンジンだ

その人、その国の生存上最も必要なるは実業である。この実業の力を強くするのが、すなわち国の富を強くする所以である。 (【渋沢栄一訓言集】実業と経済)より 現代の言葉で言うと 個人や国家にとって、それが存続するために最も大切なの実業である。実業に一生懸命打ち込んで発展させることが、ゆくゆくは国家を豊かにする 国家も政治も、実業の発展を束縛してはならない ビジネスで人も国も豊かになる 人が生きていくため […]

弱者の自立を促すような救済策が必要だ

弱者を救うは必然のことであるが(中略)なるべく直接保護を避けて、防貧の方法を論じたい。 (【論語と算盤】仁義と富貴)より 現代の言葉で言うと 社会的に弱いひとは、当然助けるべきだが、できれば直接守ってあげるよりも、貧しくならない方法を考えるほうがよい 援助によって、弱者を堕落させてはならない 社会という土台があるからビジネスができる 人は一人では何もできません。国や社会の土台があるからこそ、事業を […]

報酬のためだけに商売をしてはならない

単に自己の利益のみを主とし、利益を得んがために、商売をなすというのならば、すなわち報酬を得たいために、職務を執るというに同じく、つまり報酬さえ得れば、職務はどうでもよいことになる。 (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと ただ自分の利益だけを中心に考え、それをえるためにビジネスを起こすのは、給与が欲しいから働くという人と同じである。こういう人は給与さえもらえれば、自分の仕事の内容 […]

他人も利することを考えよう

他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、他人をも利して、ともにその利益を獲得するといすれを優れりとするや。 (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと 他人の利益まで自分の利益にする人と、人も自分もどちらも利益が得られるようにする人。どちらが優れているかは明らかである。 競争だけでなく、時に協力も必要である 自分だけ豊かになれれば、それでいい? 自分一人だけ、利益があればいい。むし […]

信用すなわち資本と思え

信用は実に資本であって商売繁盛の根底である (【渋沢栄一訓言集】実業と経済)より 現代の言葉で言うと 信用とは、企業にとって資本であり、ビジネスの成功の基礎にあたるものだ 信用貯金を積み立てよう 資本は信用に集まる ビジネスにおいて、信用はとても大切なものです。 あなたは「大きな資本の企業であれば、おのずと信用が高まる」と思っていませんか?しかしそれは本末転倒した考えです。 信用を高めることができ […]

競争にはモラルが必要だ

商売上に注意を望むのは、競争に属する道徳である。(中略)すべて物を励むには競うということが必要であって、競うから励みが生ずるのである。 (【論語と算盤】算盤と権利)より 現代の言葉で言うと ビジネスの上の競争では、それに伴うモラルを忘れてはいけない。物事に励むためには、競争が必要である。人と競い合うからこそ、努力が生まれる 競争して悔しい思いもするから、人は成長できる 競争から努力が生まれる 「競 […]

滴も集めれば大河となる

銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は、溝に溜まっている水やポタポタ垂れている滴と変わりない。 (第一国立銀行株主募集布告)より 現代の言葉で言うと お金を水に例えると、銀行は大きな川である。この大河に集まってこないお金は溝によどんでいる水や上から垂れてくる滴と同じで生かされていない 無駄に眠るお金も、集めて国のために尽くす お金とは「水」のように必要なものである お金とは、人を利 […]