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会社の本質を見抜く教え

信任を失った経営者は潔くその職を去れ

会社の重役たる名誉も、会社の資産も悉く多数株主から自分に嘱託されたものである。若し多数人の信任が無くなった際は、何時でも潔く其の職を去るのが当然のことである (【渋沢栄一伝記資料】青淵百話)より 現代の言葉で言うと 会社の肩書や資産もすべて多数の株主から委託されているものである。だから株主の信用を失った経営者は、ただちに職を辞するべきである。 あなたは誰のために働くのか 会社は経営者のモノではない […]

「個人も社会も儲かるビジネス」かどうか見きわめよ

個人を利するとともに国家社会も利する事業なるや否やをしること (【渋沢栄一伝記資料】青淵百話)より 現代の言葉で言うと 新しいビジネスを始めるとき、個人の利益だけでなく国家・社会の利益にもなるのか、見極めよ 社会に応援されるようなビジネスを行おう 永続するビジネスとは 自分の利益だけ追求しても、10年くらいはその会社が続くかも知れません。しかし社会からも応援されることのない会社は、遅かれ早かれ自然 […]

新規事業は苦難の末に成功に至る

およそ新創の事業は一直線に無難に進み行かるべきものではない。あるいは躓き、あるいは悩み、数々の困難を経、辛苦を嘗めて、はじめて成功を見るものである。 (【渋沢栄一訓言集】実業と経済)より 現代の言葉で言うと 新しい事業を立ち上げたなら、それが困難なく順調に発展すると思っていてはいけない。ときに挫折し、苦悩し、困難や辛さを克服して、初めて成功を手にすることができる 困難を受けいれ、ただ前に進め 人間 […]

結果ばかりに着眼せず、まず己の本分を尽くすこと

事業経営に利益を希望するのは当然である。されどその結果ばかりに着眼せず、まず己の本分を尽くすことを目的として、事に従うべきでさる (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと 事業をする以上は、利益を望むことは当然のことだ。しかし、利益ばかりに目を向けてはいけない。自分の力をすべて発揮する。まずはそのことを目標にして、経営を行うべきである。 ただ目の前のことに全力を尽くせ ビジネスで結 […]

仕事がないのは自分に仕事を引き付ける能力がないから

仕事らしい仕事をさせてくれないのは、人が与えてくれないというよりも、むしろ自分に仕事を引き付ける能力がないのではないかと思えるのである。 【青淵百話】より 現代の言葉で言うと やりがいのある、人に役立つような大きな仕事を頼まれないのは、人が頼んでくれないのではなく、自分に頼みたくなるような能力がないからではないか 仕事も恋愛も引き寄せるもの 渋沢栄一は多数の事業に関わり、多くの新入社員の若者たちを […]