功績を成し、名を遂げて、身退くは、人の道である
「論語と算盤」理想と迷信
現代の言葉で言うと
功業を成し遂げる、世間的な名声を得る、そして、いさぎよく身を退くことが、立派な人のあり方である。
渋沢が自ら実践した、立派な人とは
立派な人とは
立派な人は功績成し遂げます、そして名声を得ます。さらに時が来たら、いさぎよく身を退く。これが栄一の考える立派な人のあり方です。
身を退く難しさ
ただ、功績を成し、名を遂げると、なかなか身を退くことができません。
それは、身を退くことを周囲が許してくれない場合もあれば、身を退くことに自ら不安を覚える場合もあるからです。
だからこの世には立派な人は少ないのです。
後世にバトンをつなごう
若い人には、まだ任せられない、自分はいまも必要とされている。
このように、考える人は、一見立派ですが、 後世にバトンをうまくつなげていないとも言えます。
まだまだ自分はやれる!と思っているときから、次の人にバトンを渡す準備をしましょう。そしてトンを渡したあとは温かく見守ってあげたいものです。