平素悪は必ず改め、善は必ず行ふの心掛けが必要である
青淵百話より
現代の言葉で言うと
つね日頃から、悪いことは改め、良いことは必ず行う心掛けが必要である
克己心を養うために大切な日常の心掛け
自分の状況が見えなくなる時がある
人間は自分の状況を把握する能力に長けています。なので常に自分の行動を改めることができ、社会を築くことに成功しました。
栄一が指摘するように過ちから学び、改めることができることが人だからこそできるのです。
ただ、目標を必ず達成したいという意思は不可欠であるものの、
意思が強すぎると視野が狭くなってしまい、本来であれば見えるものが見えなくなってしまう時があります。
視野が狭いときこそ克己心を
視野が狭まってしまったときこそ、真なる意思の力が必要です。
真なる意思の力とは自分に克つ力、つまり
克己心のことです。
克己心とは、本来の力を発揮できていないのは相手が原因ではなく、自分自身に原因があるという気づきです。
周囲に気を配るも意思が足りなくて問題を招いてしまったのも自分が原因周囲にかまわず意思を押し通して衝突を招いたのも自分自身です。
なにもむやみやたらに自分を責めろ!ということではありませんが
相手に原因があると思っていては、改善することも、自分が成長することもできません。
成長したいならまず責任を持て
成長したいならまず、あらゆることに対して最終的に決定した自分の責任をまず認めることです。
そして栄一がアドバイスするように、過ちは必ず改め、よいことは必ず行う、この心構えを常に持って、個人も企業も成長していきましょう。