道は誰にも行い得られるものである。人にはみな道を行うに足るだけの力がある。ただその力と道とに大小の差があるだけに過ぎぬ
【「渋沢栄一訓言集」道徳と功利】より
現代の言葉で言うと
道は、誰の前にもひらけている。人はみな、その道を歩く力がある。ただその道と力の大きさがが一人一人違っているに過ぎない。
それぞれに自分の進むべき道がある
渋沢栄一は「私のような凡人にも、必ず道はあり、その道を歩く力は与えられている」と教えてくれています。そして
あなたにも「必ず道はあり」「道を歩く力は与えられている」のです。
その道が平坦なのか険しい山道なのかそれは誰にもわからりません。しかし、確かなことは「その道はあなただけしか歩けない」たった一つの尊い道だということです。
ときに人の道がうらやましくなることもあります。でも私には私にしか歩けない道があり、あなたにはあなたしか歩けない道がある。
これはとても素晴らしいことです。あなたもあなたしか歩けない大切な道を、一歩一歩誇りをもって歩みましょう
「自分の道」について書かれた名著
自分に与えられた人生、自分に与えられた道について、理解を深めるために役立つ名著があります。それは松下幸之助氏の書かれた「道をひらく」という本です。昭和43年に書かれた本ですが、現代でもビジネスマン必読の書となっています。そこに書かれている「道」について、とても素晴らしいので一部引用してご紹介させていただきます。
自分には、自分に与えられた道がある。広い時もある。狭いときもある。のぼりもあれば、くだりもある。思案にあまるときもあるだろう。しかし心をさだめ希望をもって歩むなら、道は必ずひらけてくる。深い喜びもそこから生まれてくる。
【「道はひらく」道】より