幸福は自己の努力によってのみ発展すると思うのは誤解である

人の幸福は自己の才能、勉強によってのみ発展すると思うは、大いなる誤解である。

（【渋沢栄一訓言集】一言集）より

現代の言葉で言うと

人の幸福が、本人の才能や努力によってのみ叶えられると信じるのは大間違いである。

感謝、貢献、成長というスパイラルを回せ

人は誰でも幸せになりたい

人は誰もが「幸せになりたい」と思うものです。健康で、仕事や家族、友人にも恵まれて、毎日楽しく生きたい、そんな願いを抱いて生きています。

ではどうすれば、人は幸せになることができるのでしょうか？

渋沢は「自分の才能や努力だけで幸せになれると思うのは大間違いだ」と言っています。

人は生きているのではなく、生かされている

例えば、日頃からどんなに健康に気を付けていても、病気になるときはなってしまいます。

これは自分の才能や努力では、どうしようもできないことです。渋沢も「 すべきことを尽くしてそれから先の運命は天命に任せよ」と言っているように、 世の中には自分ではコントロールできないことが多く存在するのです。

幸せに生きるためには、 まずコントロールできないことは受け入れて、コントロールできることに集中することが大切です。

このことについては過去記事に詳しく書いていますので、よかったら参考にしてみてください。

「感謝」の気持ちがあれば自然と「貢献」「成長」できる

前述のように健康１つとっても世の中コントロールできないことであふれています。だからこそ「 人は生かされている」のです。

また「 人は一人では生きていけません」私が起業できたのも、両親が支えてくれたおかげ、昔勤めていた会社の上司や先輩が支援してくれたおかげ、今一緒に働いてくれている従業員のおかげ、銀行が融資してくれたおかげ、そもそも日本が平和でいてくれたおかげ、など沢山の人に助けられて生きています。

このことに 気づくと、自然と感謝の気持ちが生まれてきます。感謝の気持ちを持つこと自体、幸福度を上げてくれるのですが、さらに 感謝の気持ちから世の中に恩返しをしたい！という気持ちが生まれてきます。その気持ちを大切にして行動しましょう。

恩返しのために行動を続けていれば、かならず成長できます。また行動した結果、人に役立つことで、より多くの人に感謝されます。

「感謝」→「貢献」→「成長」→「感謝」・・・の良いスパイラルを回しましょう。 感謝、貢献、成長を繰り返しながら人生を歩んでいけば幸せな人生を送ることができるでしょう。