道理とは人間の踏み行ふべき筋目といふ意味になる
青淵百話より
現代の言葉で言うと
道理とは人間の歩むべき道という意味になる
道理は生活の安泰を開くカギである
筋目とは
筋目とは、面と面とが交わった線です。私たちの日常生活で接する人々を面と考えれば、確かに私たちは毎日、その線を踏んでいることになります。
道理とは
人が接するとき「道理」が不可欠であると栄一は教えてくれます。
この道理とは、あらゆる事柄に通じるもので、時代を超えた普遍性があります。つまり、道理とは人間としての常識であり、常識とは簡単に言うと。「人として当たり前のこと」をすることです。
日常生活において、他人と交わるのは当然です。そのような当たり前の出来事に対して「人として当然のことをすること」こそ道理なのです。
人として当然のことをする難しさ
人として当然のことをすることの大切さは小学生でもわかります。しかし、この世の中では、この当然のことができていないばかりに、様々なトラブルや、痛ましい事件が後をたちません。
このことからも、道理がいかに私たちの生活の安泰を開く大切なカギになっているのかがわかります。