立志のかなめは、己を知り、適切な方針を決定すること

立志の要は能く己を知り、身の程を考へ、それに応じて適当なる方針を決定するといふ以外にない


青淵百話より

現代の言葉で言うと

志を立てるときは、自分の能力などをよく理解して、それに応じた適切な方針を決めることが大切である。

志を成し遂げるために何が必要か

立志とは

あなたはこの、一度きりの人生で、どうしても成し遂げたいことはありますか? 自分の人生で成し遂げたいことがある!その気持ちが立志です。

立志に必要な「智」「情」「意」

渋沢が言う通り、立志のためには 現状をまず理解することが大切です。また、 あるべき姿を描くことも必要となります。そのためには知識や知恵など 「智」の力が必要です。

また、たった 一人で立志しても、 協力してくれる人がいなければ成し遂げることはできません。なので情愛、情熱など 「情」の力が必要となります。

そして、もちろん 立志を達成するためには、強いく柔軟な意思を発揮する「意」の力が不可欠です。

「智」「情」「意」については過去記事にも書いていますので、良かったら参考にしてみてください。

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志を成し遂げるために

このように志を成し遂げるには「知識」「情熱」「意思」の力が必要不可欠です。

具体的には、 まず自分の長所、短所をできるかぎり客観的に把握することで、長所を最大限に生かせる、短所が大きな障害にならない、方向性を定めること 方向性さえ決まればあとは周りと協力して、情熱的に行動するだけです。非常にシンプルですが、これが栄一の夢を実現する方法です。

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