すべきことを尽くし、それから先の運命は天命に任せよ

自分の尽くすべき事をつくして、それから先の運命は天命に任せよ

【渋沢栄一訓言集(一言集)】より

現代の言葉で言うと

自分にできることはすべてやってみてみる。
そしてその先のことは、天に任せるしかない。

待つことのできない人は成功できない

多くの人は結果を早く出したいあまり、結果がでるまでの時間を楽観的に待つことができません。すぐに結果がでないことに苦しんだり、悩んだり、悲観的になってしまいます。

例えば野菜を育てるために種を植えたとします。どんなに努力しても種から芽がでるのには時間がかかります。そしてその芽が大きくなって実をつけるまでにはさらに多くの時間がかかります。

野菜を育てるのもビジネスを育てるのも、人間を育てるのも一緒です。
結果がでるまでには、それ相応の時間が必要なのです。
そしてやるべきことをやっていれば、あとは悲観的に待とうが楽観的に待とうが結果は変わりません。ならば楽観的に待つほうが楽しくていいと思いませんか。

物事にはコントロールできること、できないことがある

「自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。 考えても仕方ないことだから。 自分にできることだけに集中するだけです。」元プロ野球選手の松井秀喜さんの言葉です。

この名言からもわかるように、物事にはコントロールできること、できないことがあり。コントロールできないことは受け入れ、コントロールできることに集中することが重要です。

コントロールできること:自分、現在、プロセスなど
コントロールできないこと:他人、過去、結果など

結果に一喜一憂せず歩み続けよう

野球で勝ちたい!勝ちたい!と思ってがんばって努力する(プロセス)ことはコントロールできます。しかし、本当に勝てるかどうかはコントロールできません。

結果は、自分の努力だけで決まるものではなく、運、タイミング、才能などコントロールできない要素を多く含んでいます。

だからこそ「自分の尽くすべき事をつくして、それから先の運命は天命に任せよ」

やるべきことをやったのなら、あとは楽観的に待ち、どのような結果になろうとすべてを受け入れましょう。そしてまた、やるべきことをやるだけです。

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