小事かえって大事となり、大事案外小事となる場合もある。
(【論語と算盤】処世と信条)より
現代の言葉で言うと
「小さなことだ」と軽んじていたことが、大ごとを引き起こすこともあり、「大ごとだ」と身構えていたことが、意外に大したことがないこともある。
些細なことにも誠意をもって対応すべし
大事が小事になる理由
大きなプロジェクトや取引に携わるときは誰だって、真剣に集中して取り組むでしょう。
その場合、 最新の注意を払っているだけに、案外トラブルもなく、すんなり終わるものです。
気を付けるべきは小事
一方、 規模が小さな仕事だと、軽々しい気持ちで取り組んでしまうため、余計なトラブルを引き起こしてしまうことがあります。
また些細だと思っていたトラブルが、あとあと大問題になってしまったことは、誰でも一度は経験しているのではないでしょうか。
人間関係の亀裂も小さなことから
人間関係もちょっとした誤解などから、少しずつ不信感が高まり、最後には不満や不安が爆発して、取り返しのつかないことになる場合があります。
そんなことがないように、小さな仕事、小さな問題に対しても、丁寧に、誠意を尽くして対応しましょう。