誰しも掛けがえのなきものを天災で失うは耐えがたきこと

異国人とて国には親や友がありましょう。誰しも掛けがえのなきものを天災で失うは耐えがたきこと


藤田東湖

この言葉の背景

地震の影響による津波により、下田沖に停泊中のロシア船が転覆。外国人を敵とみなしていた斉昭が「500人のロシア人、ひとおもいに皆殺しにせよ!」と過激な発言をしたとき、側近である東湖が斉昭をなだめるために言った言葉。

すうきな運命だが、なだめた東湖は安政江戸地震(1855年)で亡くなってしまい。親愛なる側近を亡くした斉昭はこの言葉を身をもって実感することになる。

この言葉に関連する栄一の名言

「家庭の円満が最大の幸福へつながる」

「きるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与える」

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