自分がされて嫌なことは他国にも押しつけない

日中間は同文同種の関係あり。人情を理解し、己の欲せざる所はこれは人に施さず、いわゆる相愛忠恕の道をもって相交わるにあり。


(【論語と算盤】実業と士道)より

現代の言葉で言うと

日本と中国は、文化的にも民族的にも、もともと同じ根っこを持つ近しい関係である。だから、お互いに気持ちを理解して、自分が嫌だと思うことは相手にもせず、お互いに愛し、思いやりをもって交流していきたい。

経済交流によって自国も他国も共に繁栄できる

自分がされて嫌なことは他人にもしない

子供の頃「自分がされて嫌なことは人にもしないように」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

それは人として身に着けるべき当然のことです。しかし、企業間、国家間でこれが実現できていない現状があります

立場が強い企業が下請けに無理難題を押し付ける、立場が弱い国を自国の都合のいいように利用する。残念ながら、こういうことが現在でも当たり前のように行われています。

自国ファーストなのは当然

トランプ大統領が「アメリカファースト」を掲げるように、自国の利益を図ろうとするのは当然のことです。日本も「日本ファースト」を掲げはしないものの、だれでも自分の国が一番大切だと思っているでしょう。

しかし、自分の国が一番大切だからといって、自分の国のことばり考えるのは問題です。

経済の真の目的とは

だれでも自国が一番大切だからこそ、 他国のことも考えて「どちらの国も共に利益を得る」方法を考えることが重要です。

経済の真の目的とは、共存共栄の実現であり。ビジネスで言うところのwin-winの関係です。

人、企業、国家が交流するこで、お互いがより豊かになる友好関係を目指したいものです。