「よいことをせよ」は世界共通

世界の各種の宗教的観念、信仰等は、遂に一に帰する期のないものであろうか。(中略)いく分かの相違はあるけれども、悪いことをするな、善いことをせよと言う。


(【論語と算盤】理想と迷信)より

現代の言葉で言うと

世界にある多くの宗教や信仰が、一つになる時代は来ないだろうか。多少の違いはあるけれど、結局すべて「悪いことをするな、よいことをしなさい」と言っている

親切を喜ぶのはどこの民族も同じ

違いから戦争は起こる

世界の歴史を振り返ると、十字軍や、カトリックとプロテスタントの対立から、現代の中東で多発しているテロに至るまで、 人類は、宗教の違いを理由に争いを繰り返してきました

さまざまな宗教にも1つの共通点がある

しかし、それぞれの 宗教の教えは、実はそれほど違っているものではありません

釈迦も、キリストも、アラーの神も、 みな人間が歩むべき道を説いています。それは「悪いことをするな、よいことをしなさい」という一点に集約されます

世界が一つになるために

もしある人が、思いやりに欠けた行動を取れば、どのような民族の人であっても、嫌がられるでしょう。逆に親切をすれば誰にでも喜ばれるものです。

「悪いことをするな、よいことをしなさい」この共通の教えのもとに、世界は一つになれるのではないでしょうか。

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