口舌は実に禍の起こる門でもあるが、また福祉の生ずる門でもある。
(【論語と算盤】常識と習慣)より
現代の言葉で言うと
口から出る言葉は災いのもとにもなるが、また幸運を引き寄せることもある。
「相手を思いやる言葉」は出し惜しみするな
口は禍の門
「口は禍の門」と言われます。知らず知らずに言い過ぎて、その言葉がもとで、人に足元をすくわれたり、笑われたりするかもしれません。
また「ここだけの話」がいつの間にか広まって、
大変な問題を引き起こすこともあります。
口から禍を生じさせないためには
口から出す言葉で問題をおこさないためには、どのような状況に置かれても、
言葉を口にする以上は、心にもないことを言わないようにしましょう。
このことについては、過去記事に書いていますのでよかったら参考にしてみてください。
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だからといって、できるだけ話さないのは、もったいない
言葉で問題を作らないようにするために、じっと口を閉じたままで極力しゃべらないようにしている人がいます。
たしかに、そうすれば
禍や問題を引き寄せることはありませんが、幸運を引き寄せることもありません。
せっかく人間だけに与えられた特別な力、話すということを使わないのはもったいない!と思いませんか。
言葉を上手に使えば、福を呼べるのです。しゃべり過ぎはもちろん関心しませんが、無言もまた良いことではないのです。
相手も思いやることば、美しい言葉は惜しまずに伝えましょう。