人は死ぬまで同じ事をするものではない。理想によって生きるのが、趣味ある人の行動である。
【「渋沢栄一訓言集」座右銘と家訓】より
現代の言葉で言うと
人はただ、死ぬまで同じ日々の繰り返しを過ごしていればいいというものではない。物事のの味わいがわかる人は自らの理想に従って生きるものだ
世界は常に変化している
世の中の変化を受け入れよう
人間はまず「安心」「安定」を本能的に求める生き物です。なので生活が変化することを「怖れ」たり「面倒」に思います。しかし世の中は常に変化しているので、かならずあなたの生活も変化することを求められます。
例えば、いまでもスマホではなくガラケーを使い続けている人がいます。しかし、ポケベルだけを使い続けている人を見かけることはありません。なぜならポケベルの販売・サービスが終了してしまっているからです。このように世の中が変化してしまうと、個人の生活も変化せざる得ないのです。
そもそも、世の中はなぜ変化するのでしょうか。それは進化・向上するためです。前の例で言うと、ポケベルよりガラケーが便利で、ガラケーよりスマホが便利だから変化してきたのです。
変化は自分たちの生活向上のために起きている。それなら好意的に変化を受けれませんか？最初は「怖くて」「面倒」に思えることでも変化に対応できれば、その便利さを享受できます。
変化を受け入れるだけでなく、世の中を少しでもよくするために積極的に変化させ楽しく生きる方法は過去記事に書いていますのでよかったら参考にしてみてください。
趣味ある行動であったならば、必ずその仕事について精神あることであろう【論語と算盤（理想と迷信）】より 現代の言葉で言うと 自分がもっと良くなるだろうと思う理想や希望にそった行動を取っていれば必ず精神を込めて仕事をやり遂げるだろ[…]
行動すれば必ず問題や困難にでくわす
理想をもって行動していても、 必ず行動すれば「問題」「困難」にでくわします。しかし、 それこそ人生に味わいをもたらすものではないでしょうか。
もし「問題」「困難」など一切起こらない人生は一見幸せそうにみえますが、問題を解決する能力が身につかないだけでなく、困難を乗り越える達成感も味わうことがありません。
行動し「問題」「困難」にぶつかり、それを乗り越えることであなたの人間性が磨かれ、人生にも味わいがうまれてきます。
いま「問題」「困難」に直面している人は、過去記事にその乗り越え方を書いていますので、よかったら参考にしてみてください。
道は誰にも行い得られるものである。人にはみな道を行うに足るだけの力がある。ただその力と道とに大小の差があるだけに過ぎぬ【「渋沢栄一訓言集」道徳と功利】より 現代の言葉で言うと 道は、誰の前にもひらけている。人はみな、その道を歩[…]
