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理想の教育とは

智を活かさない学問は宝の持ち腐れ

利害得失の鑑定に欠けた人、学問は宝の持ち腐れに終わつてしまふ 青淵百話より 現代の言葉で言うと 利害関係を見極めたり、損得勘定ができない人は、学問を活かすことができずに終わってしまう。 自らの思考や行動を客観視しよう 学問とは 学問とは人類が古代から蓄積した知見を身に付けることであり、 人生の重要な基礎作りです。 ただ、今までの 知識をただ頭に詰め込むだけでは、これからの発展につながる知恵につなが […]

悪を改めて善と為すことができたとすれば反抗決して悪事ではない

禍を覆して福と為し、悪を改めて善と為すことが出来たとすれば、反抗決して悪事ではない 青淵百話より 現代の言葉で言うと わざわいを逆用して幸福にできるのなら、悪いことをあらためて善いことができるなら、反抗は決して悪いことではない。 反抗に直面したときに考えるべきこと 幼い子供は親に従うしかない 子供が育つ過程で親は絶対的な存在です。親が衣食住を与えてくれないと、子供はそもそも生きることができないから […]

厳密すぎる教育は 鉢植えの木の ような人を作る

現今の教育は、修学の順序といい、教育の仕方といい、至極緻密であるが、成業の人を視ると鉢植えの植木を見るように、枝振りは好いがとかく小規模で、ただ小利にのみ走るという弊が見える。 (【渋沢栄一訓言集】学問と教育)より 現代の言葉で言うと 現代の教育は、順序も方法も非常に緻密であり、それでそだった人間はまるで鉢植えの木のようだ。枝振りなどの外見はよくても、行うことのスケールは小さく、目先の欲に走る欠点 […]

勉強の詰め込みはやめよう

むやみに学科ばかり詰め込めば学問の食傷を起こす (【渋沢栄一訓言集】一言集)より 現代の言葉で言うと ただ知識を詰め込むだけの教育では、子供たちは学ぶことが嫌いになってしまう。 教育は「知ることの喜び」を育むべし 詰め込み教育の問題点 いつの時代にも、詰め込み学習をよしとする大人がいます。 けれど、知識を詰め込むばかりでは、子供が自分で考え、疑問を持つ余地がなくなります。疑問を抱かなければ、好奇心 […]

学ぶことで、余計な心配は消えてしまう

神経的のくだらぬ心配は健康上大害がある。これを除くには学問を立脚地として、精神修養の功を積むほかない。 (【渋沢栄一訓言集】立志と学問)より 現代の言葉で言うと 無駄な心配をしてくよくよ悩むのは、体に非常に悪い。無駄な心配を無くすには、学ぶ事によって、精神を鍛え、深めるしかない。 知ることで不安や焦りは減少する 人は悩みやすい生き物である 人はよく、小さなことで悩む生き物です。人間以外は悩むことが […]

老人こそ学問をせよ

しかして文明の老人たるには、体はたとい衰弱するとしても、精神が衰弱せぬようにしたい、精神を衰弱せぬようにするは学問によるほかはない。 (【論語と算盤】立志と学問)より 現代の言葉で言うと 現代の文明社会で生きていくには、例え年老いて体は衰えたとしても、精神は弱らぬようにしたい、そのためには学問をする以外に方法は無い 常に学び貢献するこで精神は衰えない 社会の発展に年齢は関係ない 新しい時代には、若 […]

昔の人がすべて偉かったわけではない

今の青年の中にも偉い者があれば、昔の青年にも偉くない者があった。 (【論語と算盤】教育と情誼)より 現代の言葉で言うと 現代にも、優れた見どころのある青年はいる。逆に昔だって、どうしようもない青年はいた。 どの時代でも通用する真の能力を身につけよう だれと比較しているのか 渋沢は「この頃の若い者はなっておらん」という言葉を聞いて、違和感を思えたのでしょう。 確かに、 後世にまで名が残っている青年た […]

常識とは「智」「情」「意」のバランスのことである

「智」「情」「意」の三者が各々権衡を保ち平等に発達したものが完全の常識であろう。 (【渋沢栄一伝記資料】青淵百話)より 現代の言葉で言うと 知恵、情愛、意思、この三つをバランスよく育て、備えれていることが、完全な常識があるということである。 常識は知識の量だけではかれない 一般的な常識がない人とは 一般的に、 常識が無い人とは知恵が足りない人のことを指します。しかし、渋沢は知恵だけでその人の常識を […]

道中おのずから静があり、静中おのずから動がある

真の智者には、道中おのずから静があり、真の仁者には、静中おのずから動がある。 (【論語と算盤】処事と接物)より 現代の言葉で言うと 本当に賢い人は、行動しながらも常に思考している本当に思いやりのある人は、黙っているようでも、常に行動に移している 心を動かせば体は動き、体を動かせば心が動く 思考と行動の両立を目指せ 「考えること」と「行動すること」はまったく別のものに見えて実は表裏一体です。 例えば […]

新しい時代には新しき人物を養成せよ

新しき時代には新しき人物を養成してあたらしき事物を処理せねばならない。 (【渋沢栄一訓言集】学問と教育)より 現代の言葉で言うと 時代がかわれば、求められる人も変わる。時代に合った人材を育て、事に当たらせなければならない。 諸行無常、万物は流転している 社会は常に進化・向上している 社会は常に変化し、進化を続けています。10年前には想像もつかなかった出来事が今日は当たり前のようにおきるのです。そし […]