むやみに学科ばかり詰め込めば学問の食傷を起こす
(【渋沢栄一訓言集】一言集)より
現代の言葉で言うと
ただ知識を詰め込むだけの教育では、子供たちは学ぶことが嫌いになってしまう。
教育は「知ることの喜び」を育むべし
詰め込み教育の問題点
いつの時代にも、詰め込み学習をよしとする大人がいます。
けれど、知識を詰め込むばかりでは、子供が自分で考え、疑問を持つ余地がなくなります。疑問を抱かなければ、好奇心は失われてしまい、何かを知ることの喜びを感じることもないでしょう。
日本の教育の問題点については、過去記事でも書いていますので、良かったら参考にしてみてください。
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学習することは本来楽しいことである
日本の保育園や小学校の低学年で学ぶ子供たちは、目を輝かせて勉強しています。また発展途上国の子供たちも学習することを心から楽しんでいます。
しかし、日本の教育は 「ただ知識を詰め込むだけ」なので、新しいことを知ったときの、驚きや喜びといった、貴重な体験をする機会が少ないため、勉強を嫌いになってしまう子供がだんだんと増えていきます。
勉強嫌いな人を増やす日本の詰め込み教育は本当に正しいのでしょうか。
これからの時代を担ってくれる子供たちには、もっと勉強の楽しさを味わって、世の中に貢献してくれることを願っています。