お金はそれ自身に善悪を判断する力はない、善人がこれを持てば善くなる、悪人がこれを持てば悪くなる。
(【論語と算盤】仁義と富貴)より
現代の言葉で言うと
お金自体には「良いお金」「悪いお金」という区別があるわけではない。善人がもてば良いお金、悪人が持てば悪いお金になるだけだ。
お金は持つ人の心を試している
お金は力を持っている
お金には「不可能を可能にする力」や「日常を非日常にする力」があります。
鉄道や銀行などを作ろうと思っても一人では作ることができません。多額のお金が集まることで「不可能を可能にできるのです」
また旅行にいったり、豪華な自宅を建てたりすることで「日常を非日常にする力」があります。
お金を持つと人が変わる?
世の中では、お金を持つとガラッと人が変わる人がいます。
お金がない時は家庭的だった人のに、大金を手にした瞬間、急に女遊びが激しくなったり、態度が大きくなったりする人がいます。
それは、 お金がその人の心の奥底に秘めていた欲望を爆発させただけです。
本当に家庭的な人なら、大金を手に入れても家庭がより幸せになれるよう使うでしょう。 お金はただ使う人の心が反映された結果なのです。
お金が嫌われる理由
間違った方向に使われれば、社会に対する悪事に力を貸すことにもなり。賄賂、不正取引、犯罪、、、これらに関わった途端お金は「悪いもの」として忌み嫌われるのです。
そして、こういうことが起こるたびに メディアはこぞって取り上げます。これがお金のイメージを悪くしてしまう原因の一つでしょう。
お金を手にしたとき、それはあなたの心が試されているときであることを忘れないでください。