友人としては、会うごとに忠告するくらいの者でなければ頼むに足らない
「渋沢栄一訓言集」処事と接物
現代の言葉で言うと
会うたびに色々と忠告してくれほどの関係でなければ、物事を頼みにくい
本当のことを言ってくる人こそ本当の友人
誰でも嫌われたくはない
注意されるのは誰でも嫌なものです。なので相手を注意するのも楽しいことではありません。
だからこそ、 本当の友人でなければ、あえて自分のことを注意してくれるはずがありません。
注意してくれる人がいるのは幸せ
注意されることは嫌なことですが、それを分かって注意してくれる人がいるのは実はとっても幸せな事です。
なぜなら、 注意してくれることで自分の誤りや失敗が少なくなるからです。
経営者こそ耳の痛い話を聞こう
会社経営では、友人関係で結ばれる必要はありませんが、 信頼関係が大切です。この 信頼関係を築くためにも本当のことを言う必要がありますし、経営者は本当のことを言ってくれる部下で自分を囲まなければなりません。
イエスマンに囲まれた生活は、一見幸せそうに見えますが、本当のことを言ってくれる人がいないと、簡単に自分を見失ってしまいます。そして大きな失敗をしてしまってからしか、自分の過ちに気づくことができなくなってしまいます。
幸せな生き方のために、耳の痛いときもあるでしょうが、 本当のことを言ってくれる人を心から大切にしましょう。