智を活かさない学問は宝の持ち腐れ

利害得失の鑑定に欠けた人、学問は宝の持ち腐れに終わつてしまふ 青淵百話より 現代の言葉で言うと 利害関係を見極めたり、損得勘定ができない人は、学問を活かすことができずに終わってしまう。 自らの思考や行動を客観視しよう 学問とは 学問とは人類が古代から蓄積した知見を身に付けることであり、 人生の重要な基礎作りです。 ただ、今までの 知識をただ頭に詰め込むだけでは、これからの発展につながる知恵につなが […]

考えている暇なく決行するのが勇である

成敗得失を考えて居る暇もなく、猛然としてこれを決行するが勇である 青淵百話より 現代の言葉で言うと 成功するか失敗するか、得をするのか損をするのか、考える暇もなく決行するのが勇気である 「やりたいこと」「やりたくないこと」を判断基準にして行動する 勇気とは 物事はよく考えて行動することが基本的には大切です。 しかし、 どうしてもやりたいこと、危機が目の前に迫っているときなどは、考える暇もなく勇気を […]

正しい道理は主張すべき

道理正しき所に向うては飽くまでも自己の主張を通してよい 青淵百話より 現代の言葉で言うと 道理にかなうことであれば、相手が誰であろうと自分の主張を通してよい 常に相手の立場に立って考え、行動するのが「仁」 相手に合わせていた方が楽である 日本人は 儒教の教えである、年功序列、上下関係をとても大切にしています。なので年上の人や上司の言ったことが、 例え正しくないと思っても自分の主張を押し殺して、相手 […]

意は精神作用の 本源である

意は精神作用中の本源である 青淵百話より 現代の言葉で言うと 強い意思は精神力のみなもとである。 強い意思は成功に必要だが、それだけでは社会を生き抜くことはできない 「情」という緩和剤 「情」という情熱・情愛は人間関係の緩和剤となり、人間関係を維持するには不可欠です。 しかし「情」にあふれるだけでは流されやすくなってしまいます。潮の流れに身を任せるだけでは自分の目的地に到達することはできません。 […]

言を忠信、行を篤敬にするより道は無い

言を忠信にし、行を篤敬にするより外に道は無い 青淵百話より 現代の言葉で言うと 言葉はまごころを尽くし、偽りがないこと、行動は人情に厚く、つつしみ深いこと、これ以外に進むべき道はない いつも平静な気持ちを保つ秘訣 人はひとりでは生きていけない 人間とは「人」の「間」。つまり他の人との関係があるからこそ、日常の生活が可能となり、社会が成り立っています。 心に余裕がないときこそ注意 とはいえ、仕事に追 […]

バランス感覚のある人なら幾らでも必要な世の中である

偉い人の要途は無限とは云へぬが完き人なら幾らでも必要な世の中である 青淵百話より 現代の言葉で言うと リーダーは常に求められているわけではないが、バランスをとることができている人は世の中からいくらでも求められている。 社会はいつも常識人を求めている リーダーは少数でいい 一般的に、 企業にはリーダシップが必要であるといいます。リーダーとは目指すべき方向を定め、他を動かし、ゴールを達成して成果を出す […]

総て自分の衷心から出るといふのが真正の交際であろう

真実に交じり、言々句々、一挙一動、総て自分の衷心から出るといふのが真正の交際であらう 青淵百話より 現代の言葉で言うと 言うこと、行うことがすべて自分の「まごころ」からできるというのが、本当に正しい交際である 人と交わり価値を生み出すことに人生の意味がある 敬語という文化 日本語には敬語というものがあります。相手の立場や役職によって、言葉を使いわけるように、先輩が後輩に取る態度から、元受けが下請け […]

子供に心掛けを教えてやるは親の務め

子供が有つて見ればそれ等の者に平和に円満にすることの心掛けを教えてやるは親の務めである 青淵百話より 現代の言葉で言うと 子供が平和に円満に生きることができるような心掛けを教えるのは親の務めである。 心掛けは社会にでる子供たちへの最高のプレゼント 親の務めとは 自分自身は完璧な人間ではありません。けれども子供を持つ 親として務めがあります。 それは子供たちが自らの力で「幸せになれるように」サポート […]

立志のかなめは、己を知り、適切な方針を決定すること

立志の要は能く己を知り、身の程を考へ、それに応じて適当なる方針を決定するといふ以外にない 青淵百話より 現代の言葉で言うと 志を立てるときは、自分の能力などをよく理解して、それに応じた適切な方針を決めることが大切である。 志を成し遂げるために何が必要か 立志とは あなたはこの、一度きりの人生で、どうしても成し遂げたいことはありますか? 自分の人生で成し遂げたいことがある!その気持ちが立志です。 立 […]

悪は必ず改め、善は必ず行う

平素悪は必ず改め、善は必ず行ふの心掛けが必要である 青淵百話より 現代の言葉で言うと つね日頃から、悪いことは改め、良いことは必ず行う心掛けが必要である 克己心を養うために大切な日常の心掛け 自分の状況が見えなくなる時がある 人間は自分の状況を把握する能力に長けています。なので常に自分の行動を改めることができ、社会を築くことに成功しました。 栄一が指摘するように過ちから学び、改めることができること […]