アメリカ人の良い気質を学ぼう

多くの米国人に接して、米国気質なるものを察するに、総じて直情径行、学問を重んじて敢為の気質に富み、思ったことは必ず果たすという風がある。 (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと 多くのアメリカ人と接してきて分かったのは、彼らの多くは勉強熱心で、果敢に行動して、目的は必ず成し遂げる気質に富んでいる、ということだ。 お互いの良いところを学び、取り入れよう 日本人の気質とは アメリカ人 […]

人には黄金の世界を創る責任がある

およそ人たるものは、この世を黄金世界となすべき責任がるものと自覚して、国家に尽くすべきものである。 (【渋沢栄一訓言集】処事と接物)より 現代の言葉で言うと 人として生まれたからには、この世を素晴らしい黄金の世界にする責任があることを自覚して、国家に貢献しなければならない。 自分だけでなく世界も良くしよう 幸せになりたいと思うのは人として当然 人は「自分の人生をよりよいものにしたい」という欲求を誰 […]

格差がない社会は元気がない社会だ

富の分配平均などは思いも寄らぬ空想である。要するに富むものがあるから貧者が出るというような趣旨の下に、世人がこそって貧者をはいさいするならば、いかにして富国強兵に実を拳ぐることが出来ようぞ。 (【論語と算盤】算盤と権利)より 現代の言葉で言うと 人は富を平均に分配されるべきであると主張するのは、絵空事だ。「富める者がいるから貧しい者が生まれる」という考えで富める者を排除しようとするならば、国を富ま […]

外交では両国民の感情の融和が最も大切である

外交上世論に訴える場合は、両国政府はもちろん、国民相互に感情の融和に努力するのが肝要であり、またその責任である。 (【渋沢栄一訓言集】国家と社会)より 現代の言葉で言うと 他国との外交について、世論に訴えるならば、両国の政府だけでなく、国民同士の感情が打ち解けるよう努めるのが大切で、国にはその責任がある。 小さな努力の積み重ねが友好関係を生む 外交関係の問題 現在の国際情勢における、日本の立ち位置 […]

世界の大国と競争しよう

頃日来社会の上下一般に元気が消沈して、発達すべき事柄が著しく停滞し来たようである。やり来た仕事を大切に守って、間違いなくやって出るというよりも、更に大に計画もし、発達もして、盛んに世界列強と競争しなければならぬのである。 (【渋沢栄一伝記資料】青淵百話)より 現代の言葉で言うと このところ、日本社会全体に元気がない。発達するはずものが停滞しているようだ。既存の仕事だけを大事に、確実にやればいいと考 […]

「よいことをせよ」は世界共通

世界の各種の宗教的観念、信仰等は、遂に一に帰する期のないものであろうか。(中略)いく分かの相違はあるけれども、悪いことをするな、善いことをせよと言う。 (【論語と算盤】理想と迷信)より 現代の言葉で言うと 世界にある多くの宗教や信仰が、一つになる時代は来ないだろうか。多少の違いはあるけれど、結局すべて「悪いことをするな、よいことをしなさい」と言っている 親切を喜ぶのはどこの民族も同じ 違いから戦争 […]

ビジネスという木を育てるには、道徳という根を固めろ

道徳を欠いていては、決して世の中に立って、大いに力を伸ばすことはできない。農作物でもさようである。(中略)大きくなるに従ってこれに相応して値を固めなければならない。しからざれば風が吹けば必ず倒れる (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと 道徳心の無い者は、絶対に世の中で活躍することはできない。農作物と同じことだ、成長するに従って、それを支えるだけの根を張らなければならない。そうし […]

お金を持つことには義務が伴う

玉石混淆して一様に断り、門戸を閉鎖してしまうようでは、単り賢者に対して礼を失するのみにならず、社会に対する義務を完全に遂行することができません。 (【論語と算盤】仁義と富貴)より 現代の言葉で言うと 誰が訪ねてきても一様に面会を断って、扉を閉ざしたままだと、訪問者の中に立派な人がいた場合失礼になる。さらに、その人を通じて自分ができたかもしれない社会に対する貢献をも、放棄してしまうことになる 成功し […]

信用すなわち資本と思え

信用は実に資本であって商売繁盛の根底である (【渋沢栄一訓言集】実業と経済)より 現代の言葉で言うと 信用とは、企業にとって資本であり、ビジネスの成功の基礎にあたるものだ 信用貯金を積み立てよう 資本は信用に集まる ビジネスにおいて、信用はとても大切なものです。 あなたは「大きな資本の企業であれば、おのずと信用が高まる」と思っていませんか?しかしそれは本末転倒した考えです。 信用を高めることができ […]

競争にはモラルが必要だ

商売上に注意を望むのは、競争に属する道徳である。(中略)すべて物を励むには競うということが必要であって、競うから励みが生ずるのである。 (【論語と算盤】算盤と権利)より 現代の言葉で言うと ビジネスの上の競争では、それに伴うモラルを忘れてはいけない。物事に励むためには、競争が必要である。人と競い合うからこそ、努力が生まれる 競争して悔しい思いもするから、人は成長できる 競争から努力が生まれる 「競 […]