道中おのずから静があり、静中おのずから動がある
真の智者には、道中おのずから静があり、真の仁者には、静中おのずから動がある。 (【論語と算盤】処事と接物)より 現代の言葉で言うと 本当に賢い人は、行動しながらも常に思考している本当に思いやりのある人は、黙っているようでも、常に行動に移している 心を動かせば体は動き、体を動かせば心が動く 思考と行動の両立を目指せ 「考えること」と「行動すること」はまったく別のものに見えて実は表裏一体です。 例えば […]
真の智者には、道中おのずから静があり、真の仁者には、静中おのずから動がある。 (【論語と算盤】処事と接物)より 現代の言葉で言うと 本当に賢い人は、行動しながらも常に思考している本当に思いやりのある人は、黙っているようでも、常に行動に移している 心を動かせば体は動き、体を動かせば心が動く 思考と行動の両立を目指せ 「考えること」と「行動すること」はまったく別のものに見えて実は表裏一体です。 例えば […]
自分からこうしたいああしたいと奮励さえすれば、たいがいはその意のごとくになるものである。しかるに多くの人は自ら幸福なる運命を招こうとはせず、かって手前の方から故意に侫けた人となって逆境を招くようなことをしてしまう。 (【論語と算盤】処世と信条)より 現代の言葉で言うと どんなに大きな目標や夢でも「実現したい」と強く願って努力すれば、大抵のことは思いのままにできるものだ。しかし多くの人は自分から幸せ […]
人間にはいかに円くとも、どこかに角がなければならぬもので、古歌にもあるごとく、余り円いとかえって転びやすいことになる。 (【論語と算盤】立志と学問)より 現代の言葉で言うと 性格が温厚な人柄はいいものだが、どこか尖っている部分が必要である。昔の歌にあるように、ただ丸いばかりだと、コロコロと転がされやすくなってしまう。 大切なものを守るためには戦いを辞さない 人は年をとれば、自然と丸くなる どんなに […]
何事にも情熱無き人がある。これを国家社会の上から見れば、酔生夢死(すいせいむし)の人間というほかなく、その種の人が多くなればすなわち国は必ず滅ぶ (【渋沢栄一訓言集】座右銘と家訓)より 現代の言葉で言うと 何をするにも情熱を持たない人々がいる。国や社会の視点から彼らを見れば、貴重な人生を無駄に過ごしているとしか言えない。そんな人間たちが増えれば、間違いなく国は滅びるだろう。 国家は個人の集合にすぎ […]
人情の弱点として、利欲の念よりややもすれば富を先にして道義をあとにする弊をしょうじ、過重の結果、金銭万能のごとく考えて、たいせつなる精神上の問題を忘れて、物質の奴隷となりやすいものである。 (【渋沢栄一訓言集】仁義と富貴)より 現代の言葉で言うと 人の心の弱点として「欲」があるので、どうしても道義より利益を優先させてしまいやすい。さらにはお金があれば何でもできると思い込み、大切な心を置き去りにして […]
孝行は親がさしてくれて初めて子が出来るもので子が孝するのでは無く、親が子に孝をさせるのである。 (【渋沢栄一訓言集】教育と情誼)より 現代の言葉で言うと 親孝行とは、親にそれを受け取る気持ちがなければ、子供だけがやろうとしても、できるものではない。子供が親孝行するのではなく、親が子供に親孝行をさせるのである。 親孝行とは親と子の共同作業である 親が受け取らないと親孝行はできない 親孝行、親に感謝の […]
新しき時代には新しき人物を養成してあたらしき事物を処理せねばならない。 (【渋沢栄一訓言集】学問と教育)より 現代の言葉で言うと 時代がかわれば、求められる人も変わる。時代に合った人材を育て、事に当たらせなければならない。 諸行無常、万物は流転している 社会は常に進化・向上している 社会は常に変化し、進化を続けています。10年前には想像もつかなかった出来事が今日は当たり前のようにおきるのです。そし […]
いかに忙しき時とても、仕事を考えながら人と談話し、談話しながら事務上に心を配るなどは、過誤を招く所以である (【渋沢栄一訓言集】処事と接物)より 現代の言葉で言うと いくら忙しい時でも、仕事のことを考えながら雑談したり、雑談しながら仕事のことを気にかけるのは大きな失敗を招く元である。 つねに今行っている1つの事に集中せよ 忙しいときに起こる悪循環 目が回るほど忙しい、そんなときは決まって 一度に沢 […]
事業経営に利益を希望するのは当然である。されどその結果ばかりに着眼せず、まず己の本分を尽くすことを目的として、事に従うべきでさる (【渋沢栄一訓言集】道徳と功利)より 現代の言葉で言うと 事業をする以上は、利益を望むことは当然のことだ。しかし、利益ばかりに目を向けてはいけない。自分の力をすべて発揮する。まずはそのことを目標にして、経営を行うべきである。 ただ目の前のことに全力を尽くせ ビジネスで結 […]
およそ信用は絶対的なものである。(中略)一本のマッチ、一個の吸殻からも大火の起こることがある。 (【渋沢栄一訓言集】実業と経済)より 現代の言葉で言うと 信用は小さなきっかけで完全に失われることがある。1本のマッチや吸い殻の不始末から大きな火事が起こるようなものだ。 信用を築くのは一生。信用が壊れるのは一瞬 人生で最大の財産とは 人生でもビジネスでも一番大切なことは「信用」です。まず信用がないとビ […]